ー 長年のプロダクト開発の中で、特に印象深いエピソードがあればお聞かせいただけますか?
時代とともに対応すべきことが増えていく大変さはありますが、特に要件定義の面で苦労したことがあります。
大規模な案件で、月に一度、大阪へ日帰りで要件定義の打ち合わせに行っていた時期は体力的に厳しかったですね。
最近はオンライン商談が主流になり、そういった出張は減りましたが、要件定義にはお客様との空気感も大切です。
オンラインではその空気感が感じにくい部分があり、便利さと不便さの両方を実感しています。
ー 単にお客様の要求に応えるだけではないということですね。
そのあたり、具体的にはどういったところにこだわっていらっしゃいますか?
その通りです。経営サイドの要求と、実際に使う現場のニーズは必ずしも一致しないので、
現場で使いやすいユーザーフレンドリーなシステムであることが重要です。
そのために、現場で感じ取ったことを言葉にして伝え、納得してもらいながら進めることを大切にしています。
ー 開発から保守まで関わられることで、エンジニアとしての責任もさらに大きくなりますね。
その点で特に大切にされていることはありますか?
そうですね。長く使ってもらうためには、自分が窓口として信頼を損なわないように対応することが重要です。
迅速な対応は当然のこととして、ユーザーの言葉を正確に理解し、言語化する。
そして、それに基づいてシステムを追加・修正していくことで、フォローの責任も果たすようにしています。
長く信頼されるシステムを作り続けることが方針です。
ー これまでの仕事の中で、達成感を感じた瞬間はありましたか?
やはりADMANの大規模プロジェクトで、お客様の要件をすべて満たしてリリースできた瞬間ですね。
プロジェクトは複雑で、要件定義から保守まで担当してきましたが、全員が納得する形で無事に稼働したときは大きな達成感がありました。
苦労が多かった分、終わったときの充実感はひとしおでした。
ー 社内のサポート体制についてどのように感じていますか?
とてもサポートが充実していると感じています。エンジニア同士の距離も近く、
わからないことがあればすぐに相談できる環境があります。
また、研修やスキルアップのための支援制度も整っており、自分の成長をサポートしてもらえるのが心強いですね。
やる気次第で新しいことにどんどん挑戦できる風土があるので、自分も積極的に取り組んでいきたいと思っています。
ー 本部体制への移行により、新たに得られたチャンスや変化について、どのように感じていらっしゃいますか?
3今のところ、大きな変化は感じていません。取り扱う製品が変わったわけでもないので、
特に日常に変化はありませんね。ただ、今まで関わりがなかったエンジニアと話す機会が増え、
事業部の垣根を越えて新しいことに挑戦できるのが楽しみです。もともと「1→10」が得意で、
カスタムが得意なんですが、最近は「0→1」にチャレンジしてみたいという気持ちが強くなっています。
そういった点で新しい挑戦が楽しみですし、いろんなことに積極的に関わっていきたいですね。
ー 今後のご活躍を楽しみにしています!